台風7号が沖縄に接近する予想に加え、また別の熱帯低気圧が新たに台風に発達し台風8号となりましたが、28日頃には、さらに別の『熱帯じょう乱』が予想されています。

気象庁によりますと、台風7号は、23日15時には沖縄の南にあって、1時間におよそ25キロの速さで北西へ進んでいます。中心の気圧は996ヘクトパスカル、最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルとなっています。
台風7号は、沖縄の南を発達しながら北西へ進み、24日から25日にかけて、沖縄・奄美に接近する見込みです。
台風本体の発達した雨雲は、中心付近よりもやや離れた所に位置しているため、台風の中心から離れた所で非常に強い風が吹いて、大雨となるおそれがあります。
▼雨の予想
沖縄・奄美では、雷を伴った激しい雨や局地的には非常に激しい雨が降り大雨となるでしょう。
23日18時から24日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
奄美地方 80ミリ
沖縄地方 120ミリ
その後、24日18時から25日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
奄美地方 150ミリ
沖縄地方 150ミリ

また、台風7号とは別の熱帯低気圧が、23日22時頃、台風8号となりました。
台風8号は、23日21時には南シナ海にあって、1時間におよそ15キロの速さで西へ進んでいます。中心の気圧は994ヘクトパスカル、最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルとなっています。
台風8号は、この後は980ヘクトパスカルへ勢力を上げますが、26日には、沖縄の南でふたたたび熱帯低気圧に変わる見込みです。
一方で、28日以降には、別の熱帯じょう乱が小笠原諸島の東で予想されていますが、まだ気象モデルごとにバラツキがある状況です。
熱帯じょう乱とは、熱帯低気圧や台風に発達する可能性がある大気の乱れのことです。
引き続き、最新の情報をご確認下さい【雨と風のシミュレーションを画像で掲載しています】。