「進退・人事・連立。何もわからない」石破総裁の会見

 自民党の石破総裁が21日午後に会見を行いました。石破氏は「トランプ関税・物価高・災害リスクなどの危機に直面している」「政治の停滞は許されず、政権与党として責任を果たす(続投の意向)」と話しました。

 大八木解説委員はこの会見を受け「進退・人事・連立、何もわからない会見」と厳しい評価。

 (大八木解説委員)「この会見が月曜日の午後2時にやるということは、選挙前から発表されていて、続投するだろうというムードが、もう時間設定から言われたりはしていました。それでも続投するには理由がいるし、今回選挙は負けているので、人事に関しては石破さんが責任取らないにしてもせめて幹事長がどうするのか、そこに踏み込まなかった。そして連立相手に関しても、これから他の党の皆さんとお話しますと。それはもうずっと言ってるもので、何にもわからなかったので大丈夫かなと思います」

 武田氏は「いつまで続投するのか?森山幹事長が辞める?キーマンが不在」と評価し次のように話します。

 (武田一顕氏)「辞めざるを得ないでしょうし、いつまで続投するのかというのがあります。8月1日にトランプ関税の交渉期限があり、6日と9日は広島長崎の原爆の日があって、8月15日は戦没者慰霊式がありますから、そこまでは総裁選をやっている状況ではないというのはわかりますが、秋に臨時国会が開かれるまで石破さんはもたないだろうなと言われています」