野党第1党の立憲は「改選議席増減なし」 政権交代の旗振り役にはなれない?

 そして今回の選挙でもう1つのポイントとなったのが1人区32議席。

【1人区32議席 各党の獲得議席数】

自民 14
立憲  8
国民  3
無   7

 この結果を大八木解説委員は「立憲が主導権を握れない展開」とみています。

 (大八木解説委員)「中盤~終盤の情勢でいくと、自民党が1人区で優勢のところが8ぐらい、立憲や野党側がもっと多い14ぐらいで配分されていたと思いますが、最後逆になりました。今回の選挙で衆院・参院ともに少数与党になったわけですから、立憲が旗を振って野党をまとめれば、仮に政権交代も起こせるわけです。しかし立憲民主党は22議席と増減がなく、野党のリーダーとして発言力は大きくならないと見ています」

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 では、世代別に見るとどのような投票行動になったのか?JNNの当日出口調査では、投票の半数より多くを60代以上が占めているのが自民党、公明党、立憲民主党。逆に国民民主党、参政党では、10代~30代が4割前後となっていて40代を含めると6割前後と、現役世代からの投票が多いことがわかります。