政治部長「減税できないということもありえる」各党で異なる“減税”案
山形キャスター:
では、一方の野党の減税はどうなのか。各党の減税案を見ていきます。

【“野党”各党の減税案】
立憲:食料品の消費税 原則1年間0%
維新:食料品の消費税 2年間0%
共産:消費税廃止めざし5%に緊急減税
国民:消費税一律5%(実質賃金が持続的にプラスになるまで)
れいわ:消費税廃止
参政:消費税 段階的廃止
社民:食料品 消費税0% 即時実現
保守:食料品(酒類含む)の消費税 恒久的に0%
それぞれ細かく見ていくと、減税の考え方が違います。減税案についてはどうなるのでしょうか。

TBS報道局 岩田夏弥 政治部長:
「消費税を減税すべき」だと、野党側はみんな言っていたわけです。
今回、野党側が過半数を取ったので“減税される”と思ってしまいますが、各党でどういう形で、どこを減らすのか、期限はどうするかなど、内容が違うわけです。
これから野党側がみんなで話し合って、消費税減税の具体的な方法がまとまれば、できなくはないです。
しかし、考えが違う中で、一致点を見出せなかったら、結局、過半数には到達せずに、消費税の減税もできないということもありえます。

出水麻衣キャスター:
それは政党の身勝手と言いますか…。物価高で苦しんでる方々は必死に票を投じたわけです。給付も減税も、どちらも実現しないとなると、みなさんの怒りがこみあげてしまいますよね。
TBS報道局 岩田夏弥 政治部長:
これからの与野党の話し合いで、何らかの結果をどうやって出していくのか、有権者の厳しい目で見ていかないといけません。結局、何も決まらないと、物価高対策もなくなってしまいかねないです。