函館市の山でハンター行方不明

また、北海道函館市にある山で、15日シカ撃ちのために入山したハンターの柳原幸政さん(52)が夕方までに戻らず、行方不明になっているということです。警察と消防が捜索をおこなったところ、山中に柳原さんのものとみられる車がみつかり、そばに猟銃が落ちていたということです。
恵山の周辺では、6月からクマの目撃が相次いでいます。
クマ なぜ市街地に出没?
7月6日、栃木県那須塩原市で庭の手入れ中にクマに襲われた男性は、当時の恐怖をこう語ります。
クマに襲われた男性
「何の前触れもなくばくっとおしりを噛まれて、『いや、痛い!』と思って見たらクマ」

噛まれた臀部には、クマの牙の跡とみられる傷が残っています。この時期に市街地での出没が増えている理由について、専門家は...

酪農学園大学 佐藤喜和 教授
「(クマの)繁殖期の後半戦ということがひとつ。山の中にエサが少なくて、おなかのすいている季節の始まり。やはりクマがもともと人の生活圏に近い森で定着して、そこで繁殖して暮らしている状況ができあがっていることも関係している」
被害を減らすために有効なのが、目撃情報を確認した上で行動することです。

秋田県が公開しているクマの被害や目撃情報などをまとめた「クマダス」というサイトでは、北から南まで広範囲でクマが目撃されていることが分かり、ここ1か月の目撃情報や痕跡は900件以上にのぼっています。

また、北海道の「ひぐまっぷ」というサイトでも同様に、多くの被害・目撃情報があることがわかります。
佐藤喜和 教授
「市街地に繰り返し出没している地域では、早朝・夜間の外出はしない。極力、複数の人間で同時に行動するのが大事だと思います」














