20日に参議院選挙を控えるなか、選挙運動を利用したヘイトスピーチ(人種やジェンダーなどの属性を理由に攻撃したり排除しようとする差別的な言動)が全国的にみられているとして、差別や偏見を助長する主張をやめるよう訴えるデモが那覇市で行われました。

今月12日、那覇市おもろまちでは選挙運動を利用したヘイトスピーチに抗議するデモ(スタンディング)が行われ、SNSなどを通じて集まったおよそ15人が街頭に立ちました。



今回の参議院選挙では、複数の政党から人種差別を肯定する発言や男女平等をめざす取り組みを否定する発言があり、参加者たちは、女性や性的少数者、日本国籍を持たない人々などに対するヘイトスピーチをやめてほしいと訴えました。

▼参加者
「ある政党の演説の中で、これは見逃してはならないということが多々ありましたので、必ず(デモに)行くぞと思って、必死で書いて来ました」

「弱者排除につながるような言動がすごく気になります。とても辛いです。選挙というものに向き合うのが辛いです」