卓球ジュニア世代を対象にした講習会が開かれ、パリオリンピックの女子日本代表監督が講師を務めました。

ラリーで心地よいリズムを響かるのは、大会で優秀な成績を残している小学生~高校生のジュニアの選手です。

この日、青森市の卓球協会が招いた渡辺武弘さんは、パリオリンピック™で女子日本代表を団体銀メダルに導いた名将です。

渡辺さんは、現在の卓球の主流のスタイルとしてボールに強い回転を与えてドライブをかける打ち方などを指導しました。

パリ五輪 卓球女子日本代表監督 渡辺武弘さん
「今、強く打たなくても、今後こういうプレーをしていかないと動きが止まってしまうので、今からスケールの大きい卓球をしてほしい。距離を置いてもいいので、大きいフォームで体全体を使って練習してほしい」

また、国際大会の映像を見ながらトップ選手の動きや技術、それに試合の組み立て方の指導もありました。選手の中には、監督の言葉をノートにメモを取りながら聴き入る選手もいました。

参加した選手
「台との距離感のこととか、足の使い方などを言っていて、細かいところが参考になった」

参加した選手
「この練習を続けていったら、基礎が上達できそうだと思った。将来はオリンピックに出て優勝できるような選手になりたいです!」

パリ五輪 卓球女子日本代表監督 渡辺武弘さん
「卓球王国と言われるくらいレベルが高くて盛んな所なので、緊張しながら技術指導をしました。国内や海外でも勝てる卓球のスタイルが出来上がっていくと思うので、将来を見据えたプレースタイルを確立したい」

世界を知る名将の教えを胸に、ジュニアの選手たちは、それぞれの夢の実現のため練習を重ねていきます。