青森県の津軽海峡の荒波で育った、東通村の特産品『地まきホタテ』の水揚げが進んでいます。

東通村の野牛漁港では、14日朝、漁に出ていた8隻の船が港に戻ると、次々とかごいっぱいに入った『地まきホタテ』が水揚げされていきました。

「地まきホタテ」は、津軽海峡の3か所で自然に近い環境で3年間養殖され、荒波にもまれることで、貝柱が大きくしっかりとした歯ごたえがあるのが特徴です。

野牛漁協によりますと、高水温などの影響で2024年の水揚げ量は約8トンと、例年の10分の1ほどに落ち込みましたが、2025年はホタテの成育が順調で80トンほどの水揚げが期待されるということです。

野牛漁協 蛯子みのり 総務課長
「貝柱が筋肉質に育って大きいというのが魅力。順調に水揚げが進んでもらうことを願うだけです」

漁協の直売所には行列ができ、訪れた人たちが次々と買い求めていました。

購入した人は
「全部で27~29kg。家で食べるのは、この2kgのやつで、あとはみんな親戚に配る」

『地まきホタテ』の水揚げは、8月10日ごろまで続く見込みです。