“寒さ”が課題 エビが全滅したことも…
生産する上で、メリットの1つとされているのが、生育期間の短さです。3か月から4か月ほどで成長するバナメイエビは、ブラックタイガーより早く出荷することができます。しかし、葛尾村での養殖は、課題もありました。

松延社長「葛尾村でやる以上、寒さが非常に大きな課題。熱とか電気などの課題をいかにクリアにできるか」
冬場の最低気温が氷点下となる葛尾村では、温度や水質を一定に管理するのは難しく、当初は、育てていたエビが全滅することもありました。
松延社長「裏切れないという思いもすごくありましたし、そこで何とか成功させて期待に応えられるように頑張りたいというのがこの3年半、思いは強かった」
そして、6月24日、念願の初出荷を迎えました。水揚げされたのは、およそ4000匹。将来的には、年間20万匹の出荷を目指しています。

松延社長「楽しみですね。みなさんが食べてどのような反応をするのかを一番楽しにしていますし、食材を扱っている以上、どれだけおいしい顔をしていただけるかが、一番楽しみ」