「これはやばい」エビのフルコース
水揚げを終え、早速運び込まれたのは、村内の宿泊施設です。この日、バナメイエビを使った料理が、村長など村の関係者に振る舞われます。
御食事処政・渡辺政広さん「前も見たことはあるけど、生きているバナメイエビはなかなか見られない」
松延社長「我々が手塩に育てたエビをおいしく、おいしくしていただいて」
渡辺さん「頑張ります。力を入れるとビクッと動くんですよね、剥ききづらいですよね。新鮮なので、皮が身にこびりついてなかなか取れない」

この日、提供されたのは、郡山女子大学の学生が考えた生春巻きや海鮮丼など7品のコース料理。出席したおよそ10人に、コース料理が次々と振る舞われます。
葛尾村・篠木弘村長「なかなか食べたことがない味で、エビの味がそのまま口のなかに入って非常においしいです」

メインディッシュは、生エビを使ったしゃぶしゃぶ。とれたてだからこそできる料理です。
参加者「プリプリしていて、すごくおいしいです」
参加者「しゃぶしゃぶいいですね、これはやばい」
食べた誰もが、笑顔になる新たな村の名産品に住民の期待も高まります。

村の商工会関係者「村の特産物になるものを作ってくれたので、これからの引き金になって、商工会としてもバックアップしたい」
篠木弘村長「村でエビを食べていただいたり、ふるさと納税の一環でエビを提供したいと考えているので、情報発信しながら取り組みたい」
初出荷という新たな一歩を踏み出した葛尾村のバナメイエビ。松延さんは、エビが跳ねていく様子を、村の将来に重ねます。

HANERU葛尾・松延紀至社長「村民にとってすごく誇りになるような逸品になればと思いますし、山の中からエビが跳ねていくような姿を、みんなが夢見て頑張っていきたいと思う」