福島県会津若松市のガソリンスタンドで、ガソリンが混ざった灯油が販売された問題で、購入した16人のうち、連絡が取れていなかった最後の1人が判明し、すべて回収できたことが分かりました。


会津若松市神指町の「皆川商店会津神指SS」では、12月19日(金)、タンクローリーが荷おろしする際、誤って灯油のタンクにガソリンを入れたことが原因で、19日から22日(月)までに約2500リットルが販売されました。


消防によりますと、この灯油は16人に販売され、これまでに15人と連絡が付きましたが、残る1人が特定できずに、これまで連絡が取れていませんでした。

店によりますと、27日午前、このスタンドに給油に訪れた客の車を見たスタッフがガソリンが混ざった灯油を販売した車と気付き、客に声をかけて回収したということです。


この客はガソリンが混ざった灯油を購入したことに気付いておらず、驚いた様子でしたが、購入した灯油はまだ使用していなかったということです。

これで販売されたガソリンが混ざった灯油はすべて回収されました。


店の担当者は「事故が起きなくて安心しました。今回のことを受けて、機材を変えました」と話し、すでに再発防止対策を講じたということです。

ガソリンが混ざった灯油はストーブで使った場合、異常燃焼して火災になるおそれが高いため、消防が注意を呼びかけていました。