過去に「雑巾」が自然発火した事例も

2022年8月、警察学校の関係者から「武道場から煙が出ている」と119番通報がありました。掃除用具置き場に重ねていた雑巾と床の一部が焼けており、原因は床のワックスがけに使った雑巾が自然発火したことによるものでした。

NITEによると、油を拭き取った布や紙は、詰め込んで放置すると、常温であっても自然発火する恐れがあります。ゴミ箱などもリスクがあるので対策が必要ということです。

家庭での対策は

▼油がしみ込んだ洗濯物は乾燥機を使わず風通しのよい場所で干す
▼油がしみ込んだ紙を捨てる場合は、水に浸してから捨てる

コメンテーター 井上咲楽:
アロマオイルは使わないですけど、お風呂上がりにオイルを塗ったり、髪の毛にも日頃から使ったりするんですよ。大量ではないですけど、余ったものをちょっとタオルで拭き取ってて。乾燥機を使っているので、すごく油分が心配になりました。

市民防災研究所 坂口隆夫理事:
やはり洗濯・乾燥後に、熱を逃がしてあげるということですね。特に油のしみ込んでいた衣類は、別にして一度温度を下げるといいと思います。他のものと一緒にしまわないということですね。

(ひるおび 2025年7月10日放送より)