津波の心配や被災した親が多忙で… 「海遊び」が減る
海遊びが減った理由として、海にいるときに地震や津波が来るのではないかという心配や、地震の間接的な影響として家族が忙しくなり海に連れて行ってもらえなかったなどさまざまな回答がありました。
特に地震の被害が大きかった珠洲市のアンケートでは、海遊びをしていた場所やそこへ向かう途中の道路が被害を受けたことなど、地域によっても異なる調査結果が明らかになりました。
子どもたちの大切な学びや遊びの場まで奪った能登半島地震…それでも能丸さんは、子どもたちの海への変わらない思いがあると言います。
能登里海教育研究所・能丸恵理子研究員「海で遊びたいという気持ちはあったけれども色々な理由で海に行く回数が減ってしまったので、かえって去年よりも海に行きたい、遊びたいという気持ちが強くなったと答えた子どももいました」

久しぶりに海と触れ合った小木小学校の子どもたちは…
児童「こうやって足つかるのは久々なんで、ちょっと興奮しています」「楽しかったです!(海で何したい?)生き物捕まえたりしたいです」「やっぱり楽しいですね。浮かぶことも潜ることもできるし、あとは魚とかもいっぱい見えるから良いかなと思います」
災害を乗り越え、また海で遊びたいと思う子どもたちの気持ちを能丸さんは大切にしたいと話します。
能登里海教育研究所・能丸恵理子研究員「自然とうまく付き合いながら自然の恵みも災いも受け止めながら生きていく、その上で自然に親しみたいという気持ちが変わらずに強く持っているということは、今後の復興の希望にもなるなという風に思っています」