世界を揺さぶるアメリカ・トランプ政権の関税政策。不安定な国際情勢も重なり、日本の外交や安全保障政策が参議院選挙の争点の一つになっています。大分選挙区に立候補している各候補者は、どのような政策を訴えているのでしょうか。

大分選挙区に立候補しているのは届け出順に、
白坂亜紀氏(58)=自民・現
野中しんすけ氏(38)=参政・新
安倍正雄氏(46)=諸派・新
二宮大造氏(54)=諸派・新
吉田忠智氏(69)=立憲・元

白坂候補:
「各国と対話を深めるということですね。もちろんアメリカと今いろいろな議論をしていると思いますけれども、アメリカだけでなく、いろんな国と対話を深めて、この世界情勢をどう対応していくのかということを協議していくのが一番ではないかなと思います」

吉田候補:
「私はEUやASEANなどの諸国と連携して、関税撤廃の国際協調を進めます。今、台湾有事などあおられていますけれども、平和憲法の理念をいかし、緊張を緩和する平和外交をしっかり進めてまいります」

野中候補:
「もともとトランプ大統領になる前からトランプさん自身が関税をかけると言っていましたので、そこに対して日本政府がカードを持っておくことが本当は必要だったんですけど、それがなかった。しっかりと政府は先見の明をもって、相手の国がどういうことを言ってくるのか知った上でこちらが手を打っていくことが重要だと思う」

二宮候補:
「関税をかけるのは実にいいことだと思います。トランプ氏は日本国民が消費税によって苦しめられていることを心配しています。トランプ関税のみならず、日本もしっかり関税の制度を整えるべきと考えます」

安倍候補:
「外交安全保障についてですが、いくら防衛力を高めても食とエネルギーがなければ独立性というのは保てませんから、自給率を100パーセントに向けて元へ戻していくと考えています」