シリーズで参院選山梨選挙区の立候補者の主張をお伝えしています。
2回目は所得の向上と社会保障の使い道についてです。

参院選山梨選挙区に立候補したのは現職と新人あわせて5人の方々です。

【所得を上げる政策は】

所得を上げるための政策を聞きました。

自民・現 森屋宏候補(68)
「適正なインフレ状態に持っていくことが大切。経済の好循環を生んで経済成長で得ていく所得と国民負担(税金)のバランスをみながら前に進めていくことが重要」

参政・新 永田己貴候補(55)
「給料の半分が税金として持っていかれている状況。それを参政党の方針では、政策では35%まで落とす。つまり、手取りを残していく。そうすると、経済が回ってくる。循環して所得を増やしていくようなことにつながっていく」

国民・新 後藤斎候補(67)
「企業には減税をしながら投資を促進して、より効率的な生産体制にしていく。そしてそこで働く人たちが手取りが増える。税や社会保障を軽減することで所得から差し引く分がより多くなることによって県民・国民の生活がより安定して豊かになる」

共産・新 早田記史候補(42)
「物価高に負けない賃金の大幅アップには中小企業への直接支援が不可欠。物価高に見合う年金にするために巨額の年金積立金の計画的活用、高額所得者の年金保険料の頭打ちを見直す」

諸派・新 舟橋夢人候補(59)
「どちらかというと今、景気はいいはず。企業の業績が上がっていけば人件費にも振り分けられる財源が増えますので、給料が上がっていく、所得を上げていくには税金でとられる分を下げるしかないと思っているので、一番多い社会保険料を下げるのが所得を上げるのに効果的」

【限られた社会保障 どう使うべき?】

限られた財源の社会保障の使い道は?

自民・現 森屋宏候補(68)
「誰一人取り残さないことが大切だから、安心して老後を暮らしていけるような制度を堅持していかなければならないし、若い人たちは自分たちは払うだけで何の恩恵も受けていないということはあってはいけない。世代間論争にならないように、安定的な制度をしっかり守っていくことが大切」

参政・新 永田己貴候補(55)
「すべての人たちを豊かに安定してというのが一番の目標だけれども、やはり、次世代の、これからの子どもたち、それは未来投資という形で一番そこにお金をかけていかなければいけない。いい日本、安心して暮らせる日本を子どもたちに残していくことは今を生きている私たちの使命であり、責務だと思っている」

国民・新 後藤斎候補(67)
「働き盛りとそのお子さんは大きなマストとして、現役世代がしっかり元気になれば高齢者の皆さんの年金にも給料が上がることで連動する。国民の皆さんに安心安全を資する形にしていくことが大事」

共産・新 早田記史候補(42)
「財源はあると考えている。軍事費は1.6倍の8兆7千億円に膨れ上がっています。大軍拡を中止して、すべての世代に社会保障を充実させていくべき」

諸派・新 舟橋夢人候補(59)
「年寄りに使われているイメージがあるがそれは自己負担が少ないから。医療費の場合は半分が国、1割が個人、残りが自治体の負担割合があるが、1割負担を3割負担にして社会保障費が軽くできると思っている」

あすは物価高対策などの考えをお伝えします。