シリーズで参院選山梨選挙区の立候補者の主張をお伝えします。
今回は消費税とコメ問題の対策です。

参院選山梨選挙区に立候補したのは現職と新人あわせて5人の方々です。

【消費税は減税すべき?】

まず、消費税は減税すべきか聞きました。

自民・現 森屋宏候補(68)
「8割の(自民党)参議院議員が消費税引き下げすべきだという主張があった。基本的には今回引き下げることはしない公約で戦っているが、食料品に限って8%から5%に引き下げる」

参政・新 永田己貴候補(55)
「生活必需品というものは買わなければならないものなので、そこに税がかかっているということは非常に負担になっている。教科書にも経済が落ちているときには、どうしたらいいかって時に減税をすべきだとか書いてあるんですよね。それをなぜ、今この状況の時にしないのか。消費税廃止すべきだと思う」

国民・新 後藤斎候補(67)
「物価高の方が優先している状況では消費税を5%に減税し、消費の振興を通じて内需の拡大をし経済活動を活性化する。消費税を5%に一元的に減税するというスタンスをとっている」

共産・新 早田記史候補(42)
「物価高対策で一番効果的なのは消費税を減税すること。緊急的に5%に下げ、インボイスは廃止します。財源は大儲けしている大企業、富裕層に負担を求める」

諸派・新 舟橋夢人候補(59)
「減税すべき。1に減税、2に減税 3、4がなくて5に減税だと思っている。消費税は減税しても社会保障は悪くなりません。全体を下げればいい。特に食料品は日々生活して生きていくための食料。食料品だけでもゼロにする、あるいは5%に下げていくべき」

コメ不足・高騰の対策は?

自民・現 森屋宏候補(68)
「農家の皆さんにしっかりコメを作ってもらうことが大切。産地の大規模化、機械化、生産農家に財政的な給付・支援を出していくことも安定化を図っていく意味では必要」

参政・新 永田己貴候補(55)
「減反政策の誤りがコメ不足の原因。コメ作りをやってみたい、そういう若者を増やしていくと同時に収入の安定。農業というのは、1次産業というのは天候にも左右されてしまうので、そういったところを国が補償して党の方では公務員化という形で一定の収入を保証していく」

国民・新 後藤斎候補(67)
「需要に見合った生産ができていない。高齢化でやめる農家の農地を集めて集約化・大規模化していく。生産者は高く売りたい、消費者は安く買いたい、このギャップを埋めるいくつかのメニューを持ちながら制度作りをして一番いいものを作り上げていく」

共産・新 早田記史候補(42)
「コメ危機は減反、減産を押し付けコメ作りを衰退させてきた自民・公明政権による人災。増産に切り替え、農業予算を1兆円以上増やして農家を支援していく」

諸派・新 舟橋夢人候補(59)
「作ったら作った分だけ全部買い取る。余ったら海外に売ればいいと思っているので、例えば5キロ3000円で農家から買い取り、5キロ2000円で卸すとなると逆ザヤが発生する。それはまかなえると思うので、そうすると農家も儲かるし消費者も安いコメが買える」

次回は所得を上げる対策と社会保障の考えをお伝えします。