5日早朝、松江市で民家2棟を全焼するなど、あわせて6棟を焼く火事がありました。
この火事で子どもを含む11人が救急搬送されました。
5日午前4時前、松江市上東川津町の自営業の男性(65)宅から火が出ているのを1階で寝ていた男性らが気づき消防に通報しました。

火は、木造一部2階建ての住宅およ290平方メートルを全焼したほか、隣接する木造2階建ての住宅と車庫、あわせて230平方メートルを全焼、また、ほかの住宅3棟の壁などの一部を焼きおよそ3時間半後に消し止められました。

火元の家に住んでいる男性は3人暮らしですが、出火当時は子どもや孫が泊りに来ていて、あわせて10人が屋内にいたということです。

この火事で火元の男性宅にいた10人が煙を吸って救急搬送されたほか、隣の家に住む60代男性も頭にやけどをして搬送されました。

いずれも命に別状はないということです。

松江警察署によりますと、火元の住宅の男性が「リビング付近から炎が上がっていた」と話しているということで、警察や消防が火事の原因を調べています。