霧島連山の新燃岳では、先月27日に発生した噴火が現在も続いています。火山性地震も多い状態が続いていて、注意が必要です。

(記者)「きのうも同じような位置から撮影しましたが、その時に比べて噴煙の量が明らかに増えているように見えます」
気象台によりますと、新燃岳は先月27日に噴火し、5日経った現在も連続して噴火が続いています。霧島市のキャンプ場では、うっすらと降灰が確認できました。

(鹿児島市から)「(火山灰が積もりだしたのは)午後2時か3時くらいだったと思う」
このあと噴火が継続した場合、降灰は午後9時までに南西の霧島市や湧水町方面に予想されています。

火山性地震は先月24日の845回をピークに、きょう7月1日は午後5時までに107回と、依然、多い状態が続いています。
新燃岳は噴火警戒レベル3の「入山規制」が継続中で、気象台は、火口からおおむね3キロの範囲で大きな噴石に、おおむね2キロの範囲で火砕流に警戒を呼びかけています。