伊那市の伊那郵便局の局員が、前日に飲んだアルコールが残ったまま自分の車を運転して通勤していたことが分かりました。

日本郵便信越支社によりますと、酒気を帯びた状態で自分の車を運転していたのは、伊那郵便局に勤務する社員で、信越支社では、プライバシーを保護する必要があるとして、社員の性別や年齢を明らかにしていません。

この社員は、5月に、配達などで運転する前の点呼の際に行った検知器を使った検査で、アルコールの反応が出たということで、その後、警察による検査で、呼気1リットル中に0.01ミリグラムのアルコールが検出されたということです。

社員は、前日に酒を飲んだということで、勤務に就かず帰宅したということです。

呼気1リットル中に0.15ミリグラム以上のアルコールが検出され、道路交通法で罰則が伴う「酒気帯び運転」には該当しませんが、信越支社では、「今回の事態を真摯に受け止め、社員に対する指導を徹底してまいります」としています。