コメ作りを続ける意味「おいしいと喜ぶ人がいる」

さらに小規模な農家の現状は。奈良県大和郡山市でコメ作りをする農家を尋ねました。
「(Q苗の調子は?)苗の調子は最高です。今年。マジで」
西川健次さん(61)は経営する運送会社で生計をたてながら、25mプール約3個分の土地で小さくお金をかけずにコメ作りをしています。高額な機械は中古でそろえ、コストを抑えています。
(小規模コメ農家・西川健次さん)
「ヤンマーの中古の田植え機。ヤフーオークションで5万円で買いました。三重県の業者さんからヤフーオークションで5万円で買いました。新車を買えば200万円かかります。(Q中古でも問題ない?)10年以上使っていますからね。自分でメンテナンスしながら。零細農家はそういうことをしないとやっていけないです」
田植えや稲刈りなど忙しい時期は家族総出で作業。コメ作りは手間と時間がかかりますが、西川さんはそれに見合う利益がほとんど出なくてもコメ作りをする理由があると話します。
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(西川健次さん)
「うちのコメを食べて、おいしいと喜ぶ方が一定数いるのも事実。私自身、婿養子なんですけど、妻の先祖が代々守ってきた田んぼを、引き継いで守っていくのも自分の使命だと思います」














