赤ちゃんパンダ誕生で町は大盛り上がり!

 飼育開始から約6年後、新たなメス・梅梅(めいめい)の来園でその状況は変わります。妊娠した状態で中国からやってきた梅梅は、この年、アドベンチャーワールド初となる赤ちゃんパンダを出産。メスの赤ちゃんパンダは白浜の「浜」の一字をとって「良浜」と名づけられました。

 待望の赤ちゃんパンダ誕生で町は大いに盛りあがります。JRは赤ちゃん誕生記念の特別列車を走らせることに。出発式には地元住人だけでなく観光客も訪れました。

 町も親子のパンダを描いた路線バス「パンダ号」の運行を決め「パンダのまち・白浜」をアピール。赤ちゃんパンダの一般公開が始まると、愛らしい姿を見ようと多くの人が詰めかけました。

 新たに来た梅梅と元からいたオスの永明の相性はよく、2001年にオスの「雄浜(ゆうひん)」が、2年後にはオスの双子「隆浜(りゅうひん)」と「秋浜(しゅうひん)」が誕生。さらに2年後にオスの「幸浜(こうひん)」が誕生しました。この幸浜から赤ちゃんパンダの名前は一般公募となり、パンダの“名付け親”になれることがさらに人気を高め、2006年に生まれたメスの「愛浜(あいひん)」とオスの「明浜(めいひん)」の名前発表会には多くの人が訪れ一大イベントとなりました。

 (来園者)「いい名前がついたと思っています。かわいい」
 (来園者)「すごいかわいいです。癒されます」