「行ってらっしゃい。また会いに行くよ」

午前9時開園。急遽、1時間前倒ししてのオープンに。ほとんどの客が一目散にパンダがいるエリアへ。
良浜とその子どもの「結浜(ゆいひん)」「彩浜(さいひん)」「楓浜(ふうひん)」の4頭は6月28日、中国・四川省にある繁殖研究基地に向けて旅立ちます。
開園の20分後には、良浜と彩浜がいる観覧エリアで100分待ちの行列が。目頭を熱くする人もいました。白浜のパンダが縁で友達になったいう2人も…
「(Q2人の関係は?)楓浜が1歳になるまで(園が)ライブ配信をしていた。そのライブ配信のチャットで知り合った。それから4年も…一緒に中国まで行った」
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そして、パンダを見ようと大勢の人が集まっていますが、なぜかほとんどの黒い服を着ています。その理由を尋ねてみると…
「自分が映りこむとどんどんキレイに見えなくなっちゃうので。アドベンチャーワールドと上野動物園特有の文化ですかね。中国に行ってもシャンシャンの前で黒いの着ているのはみんな日本人」
ガラス越しで展示されているので、写真に自分の姿が映り込むのを防ぐ対策だったのです。さらに、カメラのレンズにも黒い幕を付ける人もいました。カメラを持つ女性に話を聞くと…
「きょうが最後だと思うと、いままで楽しませてもらったので、それがすごく思い出されて本当に悲しい、寂しい気持ちでいっぱいです。きょうもありがとうと最後に行ってらっしゃい。また会いに行くよ」














