震災を見つめ直した新曲の売り上げは山林火災の被災地・大船渡へ

この日、披露してくれたのは2025年4月にリリースした新曲「Sunlight Breaking Through」。

また、この曲に合わせて初めてミュージックビデオも制作。仙台市若林区荒浜の深沼海水浴場で撮影した渾身の出来です。

新曲で作詞・作曲担当ボーカル・ギター 渡辺日月さん:
「『震災から今までの14年間を見つめなおしてみて』『青よりも青く』という歌詞があるが、いろいろ経験してなお、これから前に進めるような、そんな曲であったらいいなと。自分にとってそういう曲」

この新曲「SunlightBreakingThrough」の売り上げは、2025年2月に発生した岩手県大船渡市の山林火災の被災地に全額寄付するとメンバー4人は話します。

弁護士 横田由樹さん:
「みんな震災を経験しているので、バンドの歩みはまさに震災復興の歩みと同じような時期を辿っているので、災害に遭った人の力になれるような音楽活動が出来ればいいなと思っている」

これまでも、バンド活動を通して被災地支援に取り組んできたメンバー。今後は、被災地を直接訪問して、ライブでの演奏はもちろん被災地の役に立つ活動をしたいとと意気込んでいます。

横田由樹さん:
「一つの目標は、被災地に行って法律相談やりつつ、演奏もやることができればと思っている。ただ無名のバンドが来ても、現地の人が困ってしまうと思うので、そういう意味ではある程度メジャーなバンドになれたらとは思っている」

弁護士という職業がもたらした独自の音楽哲学と震災復興への思い。今後も、弁護士バンド「the spring men」の活動から目が離せません。

「the spring men」が披露してくれた新曲は各種配信サイトから購入、ダウンロードすることができます。1曲153円で、この収益はすべて岩手県大船渡市の山林火災の被災地に贈るということです。