宮城県南三陸町にある震災伝承施設の特別顧問に前町長の佐藤仁氏が就任しました。今後、自らの経験を防災に役立ててもうらおうと、全国を飛び回り講演活動などをするということです。

南三陸町の震災伝承施設南三陸311メモリアルでは、11月6日、佐藤仁氏に特別顧問の委嘱状が交付されました。

震災では、自ら旧防災対策庁舎の屋上で津波に飲み込まれ九死に一生を得た佐藤氏。町長を5期20年務め震災からの復旧・復興に力を注ぎ11月5日、退任しました。今後は、全国を回り自治体や企業などに震災の経験や教訓について講演するほか、町を訪れる人に語り部も行うということです。


佐藤仁・特別顧問:
「防災はずっと防災を考えるのではなくて、たまにきっかけを作るのが私の役割なので/そういう気づきを提供できる役割を担っていきたいと思う」


施設側から打診された、特別顧問の職を二つ返事で引き受けたという佐藤氏。
自分の経験をいかして各地の事前防災に努めていきたいと力強く話していました。


佐藤氏の任期は1年間です。














