生鮮カツオの水揚げが記録的な不漁に見舞われている気仙沼港は、2025年シーズンの漁が終盤を迎え、29年連続日本一は達成出来ないことが確実となりました。

気仙沼漁協などによりますと、気仙沼港の「一本釣り」と「巻き網」を合わせた生鮮カツオの水揚げ量は11月6日現在で震災後、最も少なかった2022年の9306トンを下回る4359トンとなっていてトップの千葉・勝浦港に2232トンの差をつけられています。

2025年シーズンのカツオ漁は最終盤を迎えていることから、29年連続の水揚げ日本一は達成できないことが確実となりました。
これについて気仙沼市の菅原茂市長は、6日の定例会見で残念だと述べました。
菅原茂・気仙沼市長:
「大変残念なシーズンだった/(和歌山から)溜め釣り漁伝来350年の年に起こったのは大変残念。しかしこれが魚の世界、自然の世界と受け止めている」



気仙沼市は今後、水産業振興の新たな施策を通して漁船の誘致に努める方針です。

また、気仙沼漁協は「残念だが28年続いた日本一の記録は残る。2026年以降の水揚げに期待したい」とコメントしています。














