取り組みやすい対策の一つが、病気を媒介するハエなど、吸血昆虫の侵入を防ぐネット。すでに対策を取った別の農家に聞くと。
対策を取った農家
「下からハエは来る、上には飛ばないと言われていて(このネット自体に何か?)防虫の薬が含まれている」
ネットにはハエの駆除剤が含まれていて、牛舎の脇に立てたところ、明らかな防虫効果を発揮しているという。
ロスを受け入れる農家にとっては “全然危機じゃない”
家畜の病気を研究する宮崎大学の目堅博久准教授は、この病気はあらゆる面で対策が進みにくいと考えている。1つは、この病気と今後も付き合う選択をする農家もいるという点だ。
宮崎大学 (産業動物防疫リサーチセンター)目堅博久 准教授
「このウイルスは発症率が5%を切る、3%とか1%とかぐらいだと言われている。5%の(発症による)ロスを受け入れる、という農家さんがいたら、その人にとっては全然危機じゃない」