アメリカ軍は12日、例外的な場合にのみ認められている嘉手納基地でのパラシュート降下訓練を強行しました。今年に入り9回目です。
嘉手納基地では午後1時20分ごろ、空軍の特殊作戦機が離陸し、そのおよそ50分後、基地の上空から次々と兵士がパラシュートを使って降下するのが確認されました。

パラシュート降下訓練をめぐっては先月20日、東京の横田基地で行われた訓練中、切り離したパラシュートの一部が誤って民間地の児童館に落下する事故が起きています。
県内でのパラシュート降下訓練はかつては読谷補助飛行場で行われていましたが、危険性が指摘され、1996年の日米合意で伊江島に移転した経緯があり、嘉手納基地での実施は「例外」とされてきました。

しかしこの日の訓練はことしに入って9回目で事実上、「例外」が常態化しています。
ただ伊江島補助飛行場の滑走路は補修工事を終えたということで、今後の米軍の運用が注目されます。














