福島県田村市は、給食の食べ残しをバイオマス資源として利用し、外国産のカブトムシの養殖事業に取り組むことになりました。

市内に昆虫の観光施設「ムシムシランド」がある田村市は、24日、有機廃棄物でカブトムシなどを育てる事業に取り組む秋田県の会社「TOMUSHI(トムシ)」と協定を結びました。

協定では、ムシムシランドに研究所を設け、市内の学校から1日平均60キロほど出る給食の食べ残しの一部をバイオマス資源として利用し、外国から輸入したヘラクレスオオカブトなどを育てる実証事業に取り組みます。将来的にはカブトムシを生産し、ふるさと納税の返礼品にもあてる計画です。

田村市の白石高司市長は「新たな観光資源として地域の活性化につなげたい」と期待を寄せました。

田村市のムシムシランドは、今シーズンは7月11日にオープンし、19日には自由に昆虫採取ができるインセクトフィールドも新たにオープンします。