第3の電話「大阪地検のカミヤです」

今度は検事のカミヤと名乗る男から電話がありました。カミヤは厳しい口調で芥川さんを追及し始めます。
「かなり大規模なマネーロンダリングであります。4年~5年懲役刑に行くような刑罰に値する重罪です。あなたの口座でそういう犯罪が行われていることがしっかり確認されております。あなたに対する逮捕状もお見せしましょうか」(検事のカミヤと名乗る男)

「送られてきましたけど…まったく身に覚えがない話なわけです」(芥川さん)
「身に覚えがない?」(検事のカミヤと名乗る男)
「ないですよもちろん、口座なんて売ったこともないですし」(芥川さん)
「あなたのお話を今聞いたところで信用なんて一切できません。それなりの証明がなければ、我々は状況をもとに捜査するものですので」(検事のカミヤと名乗る男)
カミヤが求めてきたのは芥川さんの3つの口座に入っているお金を1つの口座にまとめ、金融庁に全額送ること。「紙幣番号」を調査すればいつ・どこで使われたか追跡できるといいます。














