鹿児島大学で南西諸島の地震活動などを研究している八木原寛准教授です。今回の地震が発生している場所は過去にも狭い震源域で断続的に地震が多発する群発地震が起きている場所で、八木原准教授は「今回の活動も2021年の一連の地震と似ている」と指摘し、より大きな揺れが続く可能性もあると指摘します。

(南西島弧地震火山観測所・鹿児島大学 八木原寛准教授)「群発的な地震活動の難しさは、どの地震が最大の地震なのか、いつまで続くのか、その間にどういう活動を見せるのか、分からない難しい活動。今起こっているすでに起こった地震が最大という保証はない」

八木原准教授は家具の固定など身の回りの備えのほか、道路での落石などにも注意を呼びかけます。

(南西島弧地震火山観測所・鹿児島大学 八木原寛准教授)「落石、がけ崩れも想定として考えられる。できるだけそういう場所を避ける。周囲の人たちに声かけをして(事前に)そこに行くと情報共有する」

気象台は、当分の間、強い揺れを伴う地震に注意を呼びかけています。