小学生、中学生、高校生らが次々と来館
オープンからまもなく1か月。
すでに近所の小学生や中学生も来てくれているそうですが、取材に訪れた日も高校生が来ていました。
文化祭で平和に関する展示をするそうで、その参考にするために来館したということです。
訪れた高校生の感想
・博物館を作っている人が、私たち同世代の人たちが集まって、こういうふうに企画して実際に形にしているっていうのを知って、すごいなと思って来たので、見習いたいと思いました。
・自分たちのことなので政治へ関心はすごくあるんですけど、細かいところをこれから自分で知識の収集をしなきゃと思ってますね。
・今年が戦後80年という節目なので、戦争を起こさないために過去こういう悲惨なことがありましたっていうだけじゃなくて、今後そういうのが起きないようにはどうしたらいいかを、政治や選挙権を絡めて使おうと思っています。だけどちょっと気軽に見えるものにしたいと思ってるので、わかりやすく誰でも読めるようなものにしたいです。

この博物館は、イベントスペースとしても貸し出しているということで、室橋さんは学校の授業などでも活用してほしいと話しています。
民主主義博物館を手掛けた日本若者協議会の代表理事・室橋祐貴さん
「学校の授業でも使ってもらえたらなと思っていて、教科書に載っている内容って、国会議員の数だったり、衆参の違いだったり抽象的な話がほとんど。政治的中立性もあって、先生たちもなかなか踏み込んで教えられないし、そもそも先生たちも正直あんまり知らないということもあるので。なので、ここに実際に来てもらって、これをベースにみんなで自分たちの権利がどう守られてるか保証されているかみたいなのを議論したりとか、そういう機会にできればなと思っています」
また、6月25日からは参議院東京選挙区の候補者による公開討論会と交流会が開催される予定です。
詳しくは民主主義博物館のSNSなどをご覧ください。
(TBSラジオ「人権TODAY」担当:進藤誠人)