高齢者の新しい「仕事」を作り出し、地域の交流の場へ
「狛もん」と一緒の建物には、洋服のリフォームをする「衣服工房ひまわり」があり、あと、パソコン教室、英会話教室もセンター独自の事業です。また「狛もん」は2025年3月、狛江団地の桜まつりに出店しました。
セレクトした駄菓子を袋詰めで売って好評で、7月16日にも狛江駅前に新しく整備された歩道に出店する予定だということです。
狛江市シルバー人材センターの池田あけみ事務局長
「袋詰めで売ろうと思ってますが、そうすると、袋詰めする作業を会員の仕事として作れます。袋詰めは高齢の人でも座ってゆっくりできる仕事です。狛江市シルバー人材センターは、そういう風に、自分たちで仕事を作って、会員の高齢者に仕事を提供するため、努力しています。今は80代以降でも皆さん、月に1回でも何かあると手帳に書いておいて、生きがいになるそうなので、それができればいいなと考えています

駄菓子屋「狛もん」がオープンして9か月。子供たちの居場所、多世代の地域住民の交流の場、そして、高齢者が無理なく働ける、そういう場になりつつあると、取材した崎山記者は感じました。
「シルバー人材センター」の存在、あり方が、あらためて注目されることにもつながっているようです。
TBSラジオ「人権TODAY」担当: 崎山敏也記者