シルバー人材センターが運営する狛江市の駄菓子屋

東京・狛江市の多摩川近くの住宅街の中に2024年の9月、公益社団法人「狛江市シルバー人材センター」が運営する駄菓子屋「狛もん」がオープンしました。
取材した2025年6月の時点では、60代から80代までのセンターの会員14人が、平日の午後、接客とレジ担当の2人で組み、2時間交代で働いています。

「狛もん」店内は駄菓子でぎっしり

「狛もん」は、シルバー人材センターとその前にある児童公園のすぐ近くで、約13平方メートルの店内に200種類以上の駄菓子が並んでいます。
開店は12時半。
崎山記者が取材した日は、午後2時を過ぎたくらいから、放課後の子供たちが次々とやってきました。

「狛もん」の常連客たち

1人でやってきて、真剣に選んで買っていく子供。
遊び仲間と一緒に、公園に自転車を置いて、おしゃべりしながら、買っていく子供たち。
店番の会員ともすっかり顔なじみのようです。
当たるとおまけがもらえる駄菓子が人気のようで、「またね」と公園に戻って開けてみて、当たっているとすぐまたやってきます。
店の前には、包装紙を捨てるためのごみ箱が設置してあるので、公園と「狛もん」との間を何往復もする子供もいました。

「シルバー人材センターの会員2人で、接客とレジを担当」

親子連れもやってきます。
幼稚園に迎えに行って、家に帰る途中で寄ったという子供と母親が来ましたが、子供は「買うのはいくらまで」と決められているらしく、多く選んでしまうと母親から「このお菓子は戻さないと」と言われて、名残惜しそう。
母親は「普通のスーパーとは違って、子供がパッと寄れる場所ですよね。あと、憩いの場というか、自分のおばあちゃんとは違った、同じ世代の方がいて、その人たちとの会話も子供たちが楽しんでる感じです」と話していました。