今年(2025年)は梅雨入りしたにも関わらず、真夏のような強い日差しが照りつけ、うだるような暑さが続いています。こんな時、私たちの体に安らぎをもたらしてくれるものといえば、やはりアイスクリームやかき氷、ですよね。(アーカイブマネジメント部 萩原喬子)
平安時代から愛される「かき氷」の歴史と魅力
かき氷の歴史は古く、平安時代にはすでに楽しまれていました。清少納言の随筆「枕草子」には「削り氷(けずりひ)」と記されており、その美しさと冷たさが賞賛されています。当時の「削り氷」は冬に貯蔵した天然の氷を夏に削り、甘葛(あまずら)という甘味料などをかけて食されていたといわれています。庶民には手の届かない、非常に貴重なものでした。














