仙台市内の旅行会社が企画・運営していた英語キャンプで返金トラブルが相次いでいる問題で、警察は、18日に新型コロナ対策の国の助成金を不正に受給した詐欺の疑いで、この旅行会社の関連会社を家宅捜索しました。
2つの会社は、どちらも同じ男性が社長を務めていて、警察は男性に任意で話を聞いています。

警察が家宅捜索に入ったのは、仙台市宮城野区東仙台3丁目のイベント企画会社「こども応援団」です。

警察によりますと、この会社は2020年2月から2022年6月までの間、国に虚偽の報告をして、新型コロナ対策の雇用調整助成金などあわせて2億1600万円あまりを不正に受け取った詐欺の疑いが持たれています。

この会社の男性社長は、子ども向け英語キャンプの返金トラブルで6月6日に宮城県から旅行業の登録取り消し処分を受けた「ハローワールド」の社長も務めています。

警察は男性社長に任意で事情聴取を行い、不正受給の全容解明を進めることにしています。