夢の形を変えて新たな挑戦へ

高校2年の夏、一度はサッカーに復帰しましたが、抗がん剤治療の影響で膝を痛め、高校3年でサッカーを断念することに。夢だったプロサッカー選手への道を諦めざるを得ませんでした。

「いろいろ考えましたけど、一番大きかったのは智輝の存在があって。あいつがしっかりプロになって、むちゃくちゃ活躍してるところ見て、最初は本当に悔しいというか、『ああ、俺もあそこに立つ予定あったんになぁ』と思ってて」

それでもゆうじろーさんは、夢を“諦める”のではなく、もうひとつの好きなこと――お笑いの世界に挑戦することを決意しました。

「どうにかして智輝に勝てないかなとか思い、闘う場所は違いますけど、目立つという意味ではテレビだったり、そういうメディアに出る職業を考えました。そういえば俺サッカー以外で好きなもんってお笑いも結構好きやったなと、みんなに笑ってもらうのが好きだったし、芸人がいいかもと思って勝負することにしました」

お笑いの道を選んだことを岩田選手に報告すると、『ええやん』と背中を押してくれたといいます。