価格高騰を抑えるコスト削減の動きも

一方、業界ではマンションの価格高騰を抑えるコスト削減の動きも。

(大石)
「この部屋は真っ黒で何もありませんね」

見たい間取りを選択すると、急に目の前に部屋が登場しました。実は、これが最新のモデルルーム。黒い壁と床はLEDのディスプレイで、様々なタイプの間取りが実寸大で映し出され、家具の配置や窓からの景色を確認できます。

(タカラレーベン 伊藤秀司さん)
「実際に存在する全てのタイプの間取りが再現できるので、すごく検討していただきやすくなるだろうと」

モデルルームの設置には数千万円のコストがかかりますが、それを大幅に削減できるため価格高騰の抑制にもつながるということです。

また、全く違う形で価格を安く抑える物件も増えています。

(大石)
「愛知県日進市に来ています。赤池駅のほど近く、そして近くには人気の商業施設もあるんですよね。非常に立地の良い場所です。ここに今後注目を集めそうな物件があります。それがこちらです」

3LDKで3000万円台からと若い世代にも手が届く価格帯ですが、これには理由が。

(住友不動産ステップ 金月智也さん)
「定期借地というマンション」

定期借地権付き物件とはマンション業者が地主から数十年の期限付きで土地を借りて、そこに建てるマンションのこと。土地購入の必要がないためコストは大幅に抑えられますが、期限が来れば取り壊して更地にする仕組みです。このマンションの期限は60年。