都心部に建設が続くマンション、供給過剰の恐れは?

(大石)
「土地も購入して建てると、いくらくらいプラスになるんですか?」
(金月さん)
「1500万円前後くらいはプラスになる」

ただ、期限付きということで…

(金月さん)
「30歳の方が60年後となると90歳になるので、90歳には建物を明け渡さないといけないという不安はあると思います」
(大石)「次の世代に資産を残すことはできない?」
(金月さん)「できない」

若い世代には分譲と同じクオリティの超高級賃貸として、高齢世帯には「ついのすみか」としてニーズは確実にあるそうです。

しかし、ここまでの取材を通して一つの疑問が…

(大石)
「都心部でマンションがバンバン建っているが、一方で人口減少局面に入っている。こんなに建てて大丈夫?」
(新東通信 不動産エグゼクティブ 山元照彦さん)
「都心部は、これからもどんどんシニアの方が住んで、地方からも人は来るので心配はないと思う。郊外の利便性の悪い所の空き家問題は避けては通れないと思う」

人口減少に超高齢社会の中でも、都心部に建ち続けるマンション。投資目的や新築人気に今は支えられていますが供給過剰にならないのか。日本社会の本質的な課題が待ち受けています。