
ブリーダーになったきっかけは9年前、当時3歳だった長男・恵夢くんに「カブトムシを飼いたい」とせがまれたことでした。せっかくならと、当時およそ4万円したヘラクレスオオカブトのペアを奮発して購入。育て方を独学で学んで繁殖に成功し次々に増やしていきました。
(谷昌樹さん)「カブトムシは本当は苦手だったが、子どもが好きなら触るしかない。そして独学でネットや本で勉強して、それでいまやっと確立してきた」
「ただいま」
この春、中学生になった恵夢さん。学校から自宅に帰ると急いで宿題を済ませ2階の飼育部屋に向かいます。

(恵夢さん)
「バナナをやって、霧吹きをして、また(元の場所に)戻す。(作業は)1時間半ぐらいです」
Q.きょうは世話したくないとかは?
「ないです」
Q.どんなところがかっこいい?
「角」

実は谷さん、7年前までは美容師でした。自宅のカットスペースで今は家族の髪を切っています。
(谷昌樹さん)「(父親のカットは)どうですか」
(恵夢さん)「普通」
(谷昌樹さん)「(子どもたちは)美容室に行ったことがないので。美容室でお金がかかるって知らないですもんね」