地域エコノミストの藻谷浩介さん。日本総合研究所で地域振興や人口問題を研究していて、TBSテレビ「news23」にコメンテーターとして出演しています。

藻谷さんが三島村を訪問し、島の人たちと交流した模様をシリーズでお伝えしています。今回は藻谷さんがみた島の「教育」です。

動画はYoutubeでご覧いただけます

(藻谷浩介さん)
「来てみないと分からない。こんな感じの校庭はなかなか日本でもない。日本を代表するクロマツの林、同時に南の島の木が生えている。芝生がはられている」
「大事に島の人が作ってきた庭」

全国すべての市町村を巡るなどこれまで地方の現場を歩いてきた藻谷さん。今回の大きな目的が三島村の竹島、硫黄島、黒島にある学校訪問です。

(記者)「藻谷さんが体験するのは三島村で世代を超えて伝わるアフリカの伝統楽器ジャンベ」

(藻谷浩介さん)
「教育とか言うより人間の原点。1人で座って紙に向かって覚えていることを書く、点数ついて頭いいとなるが違う」

「その時一緒にいる人とどれぐらい合わせられるかという能力がすごく重要。知らない間に鍛えている。これが本当の教育」

藻谷さんは5日間で3つの島にある4つの義務教育学校を訪問し、子どもたちと交流しました。

(藻谷浩介さん)「外から来ると、なんでこんな小さいどこにも行けないと思うけど、実は人間が10万年生きていて、原始時代から考えるとここは住みやすい」
「何かの縁でここに若いときにいる、そういう場所だったとぜひ覚えていて」

(竹島・中学1年生)「(竹島は)最初は小さい竹しかないただの島と思っていたが、(藻谷さんの)話を聞いてすごい島だと思った」

(硫黄島・中学2年生)「留学に行くことが夢なので、藻谷さんみたいにいろんな国に行っていろんな経験、世界を見たい」