■「1日3トン」エサ代上昇で卵の価格も高騰

また、別の“食卓の優等生”である「卵」も値上がりしています。

スーパーイズミ 五味衛社長
「卵は3割くらい値段が上がってますね。例年に比べたら」

茨城県にある鶏舎「ホウトク農場」の中を覗いてみると、レーンを流れる卵や、ずらっと並んだ鶏の姿が。鶏のエサとなっているのは、トウモロコシや大豆の油かすといった穀物ですが、1日3トン程食べるニワトリたち。

ホウトク農場 豊村三弘専務
「1か月で数百万円は去年と比べて高くなっています。エサ代が生産コストの半分くらいを占めていますので」

エサ代の上昇は、穀物や物流コストの値上がり、円安の影響が大きいといいます。

さらに、農場のエサは主にアメリカや南米から輸入したものを使っていますが、現在のウクライナ情勢により、この地域に仕入れが集中した場合、さらなるコスト上昇に繋がりかねないといいます。

ホウトク農場 豊村三弘専務
「エサ代の値上げが、秋以降から来年にかけてさらに値上がりが予想されるので、今年中か来年には値上げせざるを得ないかなと思ってます」