米作りに取り組む安曇野市の小学生が、田んぼの除草に使うロボットのプログラミングに挑戦しました。

田んぼの中を進む1台のロボット。


水田の除草を担うその名も「アイガモロボ」で、スクリューで泥をかき混ぜることで雑草の繁殖をおさえます。

こうした、テクノロジーを活用した「スマート農業」に触れてもらおうと、安曇野市の堀金小学校で県内では初となる特別授業が開かれました。


子どもたちのもとに配られたのは、簡易版のアイガモロボ。

プログラミングによってこれを動かしてみるのが、きょうのミッションです!

講師 松田優一さん:「『OUT33』という命令をすると前進します。『OUT18』という命令をするとバックします」

「BASIC」というプログラミング言語を使って、ロボットの前進・後退を指示します。

プログラミングしたコンピューターをロボットに差し込むと…上手く、前後させることができました!

しかし。

「どこまでいっちゃうの…」

命令がうまく働かず、前にしか進まないチームも。

仕組みが分かったところで、今度は実際に田んぼの除草に使うことを想定し、広く動き回るようプログラミングしていきます。

ロボットは、水に浮かぶよう発泡スチロールにのせ、タイヤをブラシに交換したら完成!


果たして、指示通りに動いてくれるのか…実際に、自分たちの田んぼに入れてみます。

児童:「なんかうまく右に曲がってくれない…難しかったけど楽しかったです」
児童:「人を使わないプログラムの動きとかを学べてうれしかった」
児童:「めっちゃ大きくお米が育ってほしいです」

堀金小学校では、ことし地元農家の協力で除草などに農薬を使わない米作りに挑戦していて、すでにアイガモロボが活躍中。

子どもたちは、体験を通して技術への関心や、育てるお米への愛着を深めていました。