警察官をかたる詐欺が相次いでいることを受けて、県警は警察官を装う人物の画像などを公開し、注意を呼びかけています。
警察官のような格好で、手帳を見せながら画面に映る人物。後ろには警察の広報用のポスターのようなものが貼られています。

県警に画像を提供した人は、SNSのビデオ通話でお金を要求されましたが、相手の言動などを不審に思い、詐欺だと気づきました。
警察官をかたる人物から提示された「凍結捜査差押許可状」と書かれた書類。

実際には、存在しない書類です。県警によりますと、相手の不安や危機感をあおろうと、このような偽造書類を用いた詐欺の手口が相次いでいます。

県内で発生した警察官をかたる詐欺の被害は、今年1月から先月末までに44件、被害額は2億8000万円余に上ります。

県警は、警察官が金銭を要求することはないとして、注意を呼びかけています。