コメ小売店から本音ポロリ 望んでいるのは”安定供給”
青森市のコメ店
「(備蓄米の申請条件が)もうわからないし、条件も何も見ていない。できれば備蓄米は手を出さないで終えられれば、終えたい」
備蓄米の申請条件は、引き渡し量が最低でも「10トン」。これも障壁となっています。

青森市のコメ店
「(備蓄米の)需要がちょっと見込めない。取っても余すわけにもいかないし、逆に足りなくなったときに、次また来るのかといえば、足りなくなれば、今度は外国米に代わりますので、なんとか今ある在庫で、まわせる感じがするので、あえて申請はしないです」
備蓄米の放出以上に、こちらのコメ店が望んでいるのは”安定供給”です。
青森市のコメ店
「古い米を先に出しておいて、一般家庭用に足りないものは『古古米』とか『古米』とか、そういうものを出してやっていけば値段の高騰とかもなかったのに…。何でこうなったのか…」
農水省が9日に公表した「全国のスーパーでのコメの平均販売価格」は、6月1日までの1週間で5kg・4223円と、2週連続で値下がりしました。

ただ、今回の調査には入札で売り渡された備蓄米は含まれていますが、「随意契約の備蓄米」は含まれていません。
一方、6月5日に抽出調査した備蓄米を含むブレンド米などの都道府県別の店頭価格では、青森県は5店舗の税抜きの中央値が3280円と、前回より100円値下がりし、全国7番目の安さとなっています。
