2024年1月、中学生の娘の背中や尻を包丁で刺し、大けがをさせた罪に問われている女の裁判で、検察は懲役3年を求刑しました。

青森県平川市の飲食店従業員・桑田飛鳥 被告(34)は2024年1月、自宅で中学生の娘の背中や尻を包丁で刺して大けがをさせた傷害の罪に問われています。

青森地裁で6日に開かれた裁判で検察は、常習的な虐待がエスカレートしたことが認められるほか、幼い息子に包丁を持ってこさせて加担させたことなどから、同種事案でも悪質として、懲役3年を求刑しました。

一方、弁護側は加害の意図がなく、娘の救急措置をとっていることから悪質性は低減されるとしたうえで、社会内での更生が相当であるなどとして、執行猶予付きの判決を求めました。

桑田被告は、最後の意見陳述で「私が自分の娘の体と心を傷つけた。申し訳ないことをした。本人に謝りたい」と述べました。

判決は、12月9日に言い渡されます。