警察署に安置していた遺体を取り違えて遺族に引き渡したとして、青森県警は警察官3人を所属長注意の処分としていたことを明らかにしました。
所属長注意の処分を受けたのは、県内の警察署に勤務する40代の男性巡査部長2人と、20代の女性巡査です。
県警によりますと、3人は2025年7月、変死の疑いがある事案で、県内の警察署に安置していた遺体を遺族に引き渡す際、誤って別の遺体を引き渡しました。
顔や氏名の確認を怠り、遺体を入れていた袋に記載された印をもとに判断したのが原因だということです。
その後、別の警察官が遺体を整理していたところ、引き渡しを終えたはずの遺体がある一方で、本来ならばあるはずの遺体がないことに気がつき、取り違えが発覚しました。
取り違えた遺体は火葬と納骨が終わっていて、警察は双方の遺族に謝罪したうえで、本来渡すべきだった遺体を引き渡しました。
3人は誤りを認め、反省の言葉を話しているいうことです。
県警は「遺体を取り扱う全ての捜査員に対して、改めて指導・教養を徹底し、再発防止を図る」としています。














