気象台は今夜、大隅地方に線状降水帯の発生情報を発表しました。県内では10日明け方にかけて再び線状降水帯が発生するおそれがあり、土砂災害に厳重な警戒が必要です。

停滞する梅雨前線の影響で、気象台は9日夜、大隅地方に線状降水帯の発生情報を発表しました。

(記者)「一帯が冠水し、車が動けなくなっています」

1時間に70ミリの非常に激しい雨を観測した肝付町です。腰の近くまで水に浸かり、消防がボートを出して救助に向かっていました。消防によりますと、車2台が立ち往生し、3人が救助されました。

(住民)「ひどかった。7時くらいが一番強かった」

警察などによりますと、指宿市では市道沿いの斜面が4か所で崩れ、鹿屋市でも県道沿いでがけ崩れが起きました。けが人の情報は入っていません。

雨はいったん弱まっていますが、気象台によりますと、薩摩、大隅地方では10日明け方にかけて再び線状降水帯が発生するおそれがあります。土砂災害に厳重な警戒が必要です。