大雨に関する全般気象情報 第6号
2025年06月09日16時25分 気象庁発表

九州南部では引き続き10日にかけて、九州北部地方は10日は土砂災害に厳重に警戒、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。九州南部では引き続き9日夜のはじめ頃にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。

[気象概況]
前線が、華中から九州南部を通って日本のはるか東にのびています。この前線は、10日にかけてゆっくり北上し、11日にかけて西日本や東日本に停滞するでしょう。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、九州南部や九州北部地方では、雷を伴って非常に激しい雨が降り大雨となる所がある見込みです。また、前線が停滞するため、西日本や東日本では11日にかけて局地的に雷を伴って激しい雨が降り、総降水量が多くなる所があるでしょう。

[雨の予想]
9日18時から10日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
  近畿地方      180ミリ
  中国地方      100ミリ
  九州北部地方    200ミリ
  九州南部      180ミリ
その後、10日18時から11日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
  九州北部地方    100ミリ
  九州南部      120ミリ
 線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
 線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性のある地域と期間は、
  九州南部 鹿児島県(奄美地方を除く)
   引き続き9日夜のはじめ頃にかけて
です。

[防災事項]
九州南部では引き続き10日にかけて、土砂災害に厳重に警戒してください。また、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
九州北部地方では10日は、土砂災害に厳重に警戒、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。11日も土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

[補足事項]
地元気象台の発表する防災気象情報に留意してください。
次の「大雨に関する全般気象情報」は、10日5時頃に発表する予定です。