「殺しに来ていると感じた」
2023年、OBSの取材に応じた際、男性は事件の詳細を語っていた。亡くなった友人と八田容疑者が事件直前、近くの商業施設でトラブルになっていたこと。そして友人と一緒にバイクで走行し、交差点で信号待ちをしていたとき、悲劇が起きたと証言した。

「アクセルをベタ踏みした音がして、なんやろ?と思ってバイクのミラーで見たら、ヘッドライトがすぐ近くに迫ってきていました。これはやばいと思って、友人に伝えようとしたんですけど、パッと見た瞬間、目が合った瞬間、後ろから突っ込まれました」
2人は軽乗用車に追突され、10メートル以上もはね飛ばされた。

「飛ばされた直後、周りがガヤガヤしているのが聞こえて、もうろうとしながらも友人のことを気にかけて行こうと思ったんですけど、這うことしかできなくて…そこで意識が飛びました。意識が戻ったときには救急車の中でした」
「スピードが本当に異常だったんで、ぶつけられた瞬間に『絶対アイツや』と思いました。そのぐらいなんかもう『殺しに来ているな』とすごく感じました」