
矢野アナウンサー:
さて文化の日の今日、山形市では子供たちが科学について学ぶイベントが開催されました。
今日、やまぎん県民ホールで開催された科学の祭典です。
小中学生を対象に科学の楽しさを知ってもらおうと企画されました。
兵頭気象予報士:
大勢集まってますね。

矢野アナウンサー:
そうですね。会場では子供たちが指導を受けながらドローンを操縦したり、実際に工場で働いているロボットと握手もできたようですよ。

兵頭気象予報士:
最近のロボット手先器用ですからね、子供たち驚いたんじゃないでしょうかね。
矢野アナウンサー:
肌で感じたんじゃないでしょうか?そしてですね、実験も行われていたようです。

兵頭気象予報士:
こちら、勢いよく回しているのは、これ、手回し発電機かな?
矢野アナウンサー:
そうですね、有機ELを点灯しているようです。
兵頭気象予報士:
こちらは何かキットを使ってますね。

矢野アナウンサー:
こちらは、目には見えない放射線を観察しているようです。
兵頭気象予報士:
はい、霧箱(きりばこ)
矢野アナウンサー:
さすが、やはり兵頭さん元々は理科の先生ですから、こういった実験もね、よくやったんだと思います。

兵頭気象予報士:
こちらわかりますよ。これは雲を作る実験ですね。
矢野アナウンサー:
雲を作ることができる?
兵頭気象予報士:
はいそうなんです。ペットボトルを使うと簡単に実験できるんですよ。

矢野アナウンサー:
まさに天気の実験っていう感じで、何かやってみたいなと思います。

兵頭気象予報士:
やってみたいですか、なんかこんなところにペットボトルが。
矢野アナウンサー:
やっぱり先生違いますね。自然と出しちゃう。
兵頭気象予報士:
はい。やってみましょう。こちらが雲を作る実験なんですけども、ペットボトルの中にアルコールのスプレーを少しだけ入れてあります。
上に付いているのは雑貨店とかでも売ってるかなと思うんですけど、炭酸飲料の炭酸が抜けるを防ぐために、空気を送り込んでいくためのポンプです。
しっかりと空気を30回ちょっと押し込んでパンパンにするんですね。
もういいかな、パンパンな感じはいですかね。
蓋をポンと開けると雲ができるんですが、やってみてください。

矢野アナウンサー:
いきますよ。せーの。

兵頭気象予報士:
どうですか真っ白になりましたでしょ。ペットボトルの中に雲ができたんです。
矢野アナウンサー:
雲ができたのはわかったんですが、なぜできたのかその仕組みを教えてください。

兵頭気象予報士:
冷却スプレーってご存知ですか。スプレーの中にガスが入っていて、ガスを噴射させると、中のガスが外に出てきて膨張することで、急激に温度が下がるんですね。
今、ペットボトルの中に空気をギュウギュウに入れましたが、蓋を開けた瞬間空気が膨張しました。そうすると冷えるんですよ。そうすると、この中に入っていた水蒸気が冷えることで雲になったということなんですね。
矢野アナウンサー:
そういう仕組みなんですね。
兵頭気象予報士:
はい面白いね、こういった科学の実験を通して、子供たちに科学やそして天気のことにもね、興味を持ってもらえると嬉しいですね。
矢野アナウンサー:
ぜひ簡単なので皆さんもやってみてください。